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■メッセージ■
昨日、思い立って20余年ぶりに、横浜に動画の取材に行きました。氷川丸の船内を撮影したのですが、猛暑だったこともあり、さらに平日とあって人がほとんどいないので撮影環境としては最高でした。
しかし、作品として編集することを前提とした動画撮影はスチルのようにはスムーズにはいきません。なんといっても、ブレないように撮影時に息を止め、腕に相当力を入れているのがスチルとの大きな違い。さすがに炎天下のデッキで撮影していた時に気分が悪くなり、日陰でしばらく休む羽目となりましたが、「20年前は40度のバンコクでもビデオを回していたのに」と体力の衰えを感じつつ、1時間半ほどでなんとか撮り終えました。
向こう岸でガンダムが「よく天気を考えてやれ」と言うように空を指さしていました。
思いつきですからそれほど力を入れなくてもよいのですが、撮り始めたらだめですね。何方向からも撮影したり、しまいにはディテールのカットまで撮って、いっぱい水を飲んで、帰りの電車はぐったり。ずっと寝てました。
それでも、帰宅して映像を見たらもう嬉しくて嬉しくて、モチベーションアップには大いに役立ちました。今度は先に構成を考えて、また出ていきそうです。暴走老人快走中です! (^^♪
また、横浜媽祖廟に「夢二と台湾2023」プロジェクトの成功を祈願しに行きました。今回は正式な方法を教えてもらい、大汗をかきながら、一生懸命お祈りしました。
■竹久夢二の素顔■
●廣田知子「みなと屋の夢二」(11)(『竹久夢二』竹久夢二美術館(石川桂子学芸員)監修(河出書房新社)の「夢二を知る女性たち」より)
(注)本文は、文筆家の廣田知子が『猫町文庫』第四集 2013年(平成25)猫町文庫」に掲載したものです。
その夢二のアイディアの数々を、具体的な商品に仕上げてみなと屋で売り出すためには、版画家の村瀬が必要欠くべからざる存在であった。
村瀬錦司は如何にも風采の上がらない実直な小男で、年齢的にもまだ若く、食事中でさえ夢二と細部に互る技法の打合せをしているような仕事熱心なところがあった。彼が住み込みで働いていたのか、外部からの通勤者であったのか、ソノは少しも関心を払おうとしなかったが、次々に生まれ出る夢二の独創性豊かなデザインを、彼は版画に彫って封筒や絵はがき、千代紙、役者絵などを制作していった。特に苺の葉と赤い粒、いちょうの葉とぎんなんの丸い実を組み合わせた千代紙の図案は、繊細な線と暖かい色彩のハーモニィが横溢する習作であった。一枚一銭のこの千代紙をよく近所の女の子達が
「頂戴な」
と買いに来たが、ソノも手空のときや店が立て込んでくる時には金銭や品物の受け渡しを手伝うことがあった。長田幹雄編『夢二書簡』(一)189頁に「ミシンの先生が店ばんして一円あまり売ったとのこと」との記述が見える。
ソノは又夢二のオリジナルデザインによるモスリンの羽織を一枚を染めてもらったことがあった。地色が赤を含んだ紫系統で、そこに白い飛び柄でコの字形の大小を二段にしたり三段に重ねたり不規則に散らせた一寸絣に似た模様であった。小柄で色白のソノにはよく似合った。これはその年の暮れに夢二からソノに贈られたお歳暮の反物であったが、羽織に仕立てて着ていると、
「さすが夢二の模様ね」
と友達が羨ましがって、根ほり歯ほり夢二の家庭生活の様子を聞きたがった。ひょっとしてこの図柄も、村瀬が彫刻刀を振って掘ってくれたのかも知れないと思いつつ、ソノにはどうしても村瀬に好意を持てない一つの理由があった。それは夢二の家の狭い庭にはいつも二、三羽の兎が放し飼いになっていて、客が大勢集まると、
「村瀬、兎をしめよう」
と夢二が命じ、村瀬が兎を殺してその夜は兎鍋で一杯というのが習慣のようになっていたためである。村瀬が兎を屠(ほふ)るところを直接見たわけではなかったが、彼が使っている沢山の鋭利な彫刻刀のイメージが、どうしてもソノの頭の中で兎の死と結びついてしまう。到底ソノは兎鍋には箸も付けられなかったが、夢二にとっては食欲と動物愛とは別物らしく、『文章世界』の表紙に大きく兎を描いたものやウサギの絵に詩を添えたものも残っている。(つづく)
■夢二の台湾旅行関係資料(7)
・大和丸(『大洋』1940年1月号)(4)
その翌日はもう東支那海の真只中である。朝起きてから甲板に出て見ても何も見えない。空と浪ばかりであって、浪は遠くの方まで白い浪頭を立てている。今は私共の乗っている船が一艘通っているが、その外にはなんにもない。そう云う所で浪が立ち騒ぎ、浪頭を白くして走り廻っているのが、滑稽な様な気がし出して、船室に帰ってから考えて見ても、可笑しくて堪らなかった。穏やかな航海だけれども浪が大きいから船は多少ゆれる。私は洋服を脱ぎ、着物に袴を穿いて、自分の部屋のソファの上に端坐しているのだが、船につれて身体をゆられながらぼんやり考えていると、僅か三日か四日の航海なのに、今日は何日で何曜日だろうと云う事が、中中急にはっきりしない。食事の相客が船中暦日なしと云ったのを思い出して、成る程と感心したりした。
午過ぎに不意に飛行機の爆音が聞こえたので部屋を出て見ると、フロートをつけた海軍機が、マストの廻りをすれすれに旋廻していた。高度が低いので搭乗者の顔が見分けられる様であった。洋上の邂逅(かいこう)も悪い気持ではない。又部屋に帰ってソファに坐り込んで見たが退屈したので、下の床屋へ行って散髪をした。
夜は大分横揺れが来た様であった。ふと目がさめると、ベッドの上で身体がぐらぐらしている様に思われたが、すぐに又眠りつづけた。翌日の午後基隆の入口のアジンコートの島が見え出した。アジンコートが見えだしてから基隆まで四時間、船がアジンコートに並んでから二時間と云う事であった。今まで退屈し切っていた廊下に人の行き来が繁くなって、給仕が部屋から持ち出した荷物を隅隅に積み重ねている。(完)
※邂逅(かいこう):思いがけず出会う」ことを意味する表現である。「巡り逢い」「巡り会う」とも言い換えられる。
※次回からは、「基隆の結滞(『大洋』1941年6月号)」で台湾上陸後の様子をご紹介します。
■夢二の世界■
PART 4 「夢二のデザイン」(「竹久夢二 《デザイン》モダンガールの宝箱」(竹久夢二美術館 石川桂子著、講談社)より
15 カット・イラストの仕事
(1)『夢二絵手本』
『夢二絵手本』は大正3年(1914)に刊行された、夢二による絵の描き方の手本帖で、近代の『北斎漫画』のようなものである。植物・人物・建築物・日用品等々の身近なモチーフ308点が、簡素な線で易しく描き表され、絵の初心者にも模写しやすいように配慮されている。
この本は、子どもたちの絵の手本帖としてはもちろん、素朴な描線の魅力が溢れた夢二の画集としても楽しめる。
夢二は本の冒頭で「この小さな本が、何を語つたかを、やがて御身たちが成人の後にきくことを私はどんなに楽しんでゐるであらう」と著している。
※北斎漫画:半紙本1冊 文化12年(1815)。15編からなる北斎の代表的な絵手本。総図数は約3900で、人間や自然、神仏妖怪など、あらゆるものが描かれており、「絵の百科事典」と呼ぶにふさわしい内容となっています。表示画像は三編の中の見開き1丁です。江戸時代に流行した「雀踊り」という舞踊が描かれています。踊りの流れがわかるように、少しずつポーズを変えた踊り手が連続して描かれており、ぱらぱら漫画のような楽しさがあります。(すみだ北斎美術館)
https://hokusai-museum.jp/modules/Collection/collections/view/95
▼「竹久夢二 《デザイン》モダンガールの宝箱」(竹久夢二美術館 石川桂子著)より
■夢二情報■
●竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」(京都 福田美術館、2023年7月14日(金)~ 10月9日(月・祝))
本展は2024年に生誕140年、没後90年を迎える画家、竹久夢二の回顧展となります。
「夢二式美人」と呼ばれ、一世を風靡した美人画の数々に加え、雑誌の挿絵、楽譜の表紙デザイン、本の装丁や俳句・作詞にいたるまで、多彩な才能を発揮したクリエーターとしての夢二の魅力が詰まった作品の数々をご覧いただきます。
200点以上の作品がまとまって公開されるのは関西では約30年ぶり。夢二ファンはもちろん、老若男女を問わずお楽しみいただける展覧会です。
https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/202304302843
●企画展「夢二が見つめた1920年代」(竹久夢二美術館、2023年7月1日(土)から9月24日(日))
関東大震災からモダンガールまで夢二作品を紹介(FASHION PRESSより)
大正時代から昭和時代へと変わる1920年代は、日本の近代化に伴う様相が広く人びとに浸透していった時代であった。この時期、竹久夢二は、夢二式美人と呼ばれるセンチメンタルな女性像で人気を集める一方、急速に変化する社会を反映した作品も手がけている。
企画展「夢二が見つめた1920年代 ─震災からモダンガールの表現まで─」は、20年代における夢二の創作を紹介する展覧会。関東大震災にまつわるスケッチとエッセイ、当時流行したモダンガールを描いた作品などを展示する。
1923年に発生した関東大震災は、江戸時代の面影を残す東京に甚大な被害をもたらす一方、大規模な復興事業により新たな建築などの整備が進められ、東京は近代的な都市へと変貌してゆくこととなった。本展では、夢二が被災地・東京を描いた「東京災難画信」などを展示し、震災により変わり果てた風景や生活の様子、復興へ向けての動きに光をあてる。
大正時代は、女性の社会進出や関東大震災の発生などを背景に、女性の洋装の需要が高まった時期であった。この頃から昭和初期にかけて、洋装を着用する若い女性は、モダンガールと呼ばれている。会場では、モダンな装いを捉えた夢二の作品に着目し、モダンガールをアール・デコ風に表現した《涼しき装い》や、洋装と和装の取り合わせを描いた《湖畔の秋》などを紹介する。
https://www.fashion-press.net/news/103627
●館蔵品企画展「竹久夢二展~夢二式美人を中心に」を朝日町ふるさと美術館で開催。(「富山新聞」)
朝日町ふるさと美術館の竣工(しゅんこう)式は6日行われ、約50人が隣接する不動堂遺跡を含めた文化歴史ゾーンの核施設として滞在・体験型観光の拠点となるよう期待を込めた。旧美術館から移転、展示スペースを1・5倍以上にしてリニューアルオープンする。7日から一般開放される。
3億8212万円を投じ、同町横水の交流体験施設「なないろKAN」を大規模改修した。有利な財源を活用し、町の負担は総額の4分の1となる。周辺には歴史公園や埋蔵文化財保存活用施設「まいぶんKAN」もあり、町は「歴史と文化の薫り漂うふるさとゾーン」に位置付けている。
7日からは開館記念の特別展「光と影のモビール 現象する歌」、館蔵品企画展「竹久夢二展~夢二式美人を中心に」(いずれも富山新聞社後援)が開かれる。
特別展は現代アート作家小松宏誠さん(42)による光や音、動きを生かして空間を彩るモビール、羽根の立体作品などで、6日の内覧会では小松さん自身が幻想的な展示を解説した。朝日町の海をイメージし、和紙やフィルムで光のきらめきを表現した作品が注目を集めた。特別展は9月10日まで、竹久夢二展は一部作品を入れ替え10月22日まで。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1118614
●「竹久夢二展ー大正ロマンに魅せられてー」平野美術館(中日新聞 2023年6月7日)
特別展「竹久夢二展−大正ロマンに魅せられて−」(中日新聞東海本社共催)が十日、浜松市中区の平野美術館で開幕します。8月13日まで。
「夢二式美人画」と呼ばれる画風を築き、大正ロマンを代表する画家へと上り詰めた夢二(本名・茂次郎(もじろう)、一八八四〜一九三四年)。岡山県の酒造業を営む家の次男として生まれ、特定の師に就かず独学で絵を学びました。
本展では「竹久夢二専門画廊 港屋」(東京都中央区)などが所蔵する肉筆作品、表紙画を手がけた雑誌や楽譜、千代紙や封筒、関東大震災を報じた新聞記事、自ら撮影した写真を通じ、幅広い創作活動を紹介します。
愛あふれ、花開く マルチな芸術、デザインや詩も
明治十七年、岡山に生まれた夢二は、詩人や画家を目指して十八歳の時に上京します。新聞や雑誌にコマ絵(挿絵)を投稿するうちに徐々に人気となり、当時の出版文化の隆盛とともに日本中にブームを巻き起こしました。
婦人グラフの五月号表紙「藤の花」(作品(1))は当時の女性向け高級グラビア雑誌で、夢二人気にあやかり、飛ぶように売れたといわれています。
生活と美術の融合を目指し、さまざまな生活雑貨のデザインも手掛けています。「千代紙・大椿」(作品(2))は夢二デザインの生活雑貨を売る「港屋絵草子店」で販売されました。
美人画で有名ですが、キャリアの晩年にいたるまで、子供向けの書籍や雑誌に数多くの表紙絵や挿絵を描きました。「花のたよりの文つかひ」(作品(3))は「少女画報」という当時の女の子向けの雑誌に掲載されました。
当初、詩人を志していた夢二は多くの詩作も残し、中でも有名なのが夢二が作詞を担当した楽曲「宵待草(よいまちぐさ)」です。この宵待草が発表・掲載されたのが楽譜集「セノオ楽譜」シリーズです。夢二は二百七十余点の表紙絵も手掛け、「ホームソング」(作品(4))は楽譜集に掲載した水彩原画です。
昭和六年、四十八歳の時に夢二はかねての夢だった欧米への旅に出ます。しかし世界恐慌の中、思うように絵も売れず失望と苦難の連続でした。「舟泊り」(作品(5))は昭和八年にベルリンで描かれた貴重な作品です。体調を崩して帰国した夢二は翌九年、長野で波瀾(はらん)万丈の生涯を五十一歳で閉じます。
近年では「グラフィックデザイナーの原点」「カワイイの原点」とも評される夢二。本展で夢二芸術の多様性に触れて頂けると幸いです。
(株式会社港屋 代表取締役 大平龍一)
https://www.chunichi.co.jp/article/704998
●「竹久夢二 - 大正ロマンに魅せられて - 」(公益財団法人平野美術館)
竹久夢二は明治17年、岡山県邑久郡本庄村の代々酒造業を営む家に次男として生まれます。そして単身上京し、特定の師に就くこともなく独学でいわゆる「夢二式美人」をはじめとする画風を築き上げました。大正モダンの中で確立した作風は、現在でも色褪せることなく多くの人々に愛されています。夢二は複数の女性と関係をもっていたことから、恋多き男性としての側面がよく取り上げられています。しかし夢二は子供向けの童画も多く手掛けており、いつまでも童心を忘れない純粋な精神の持ち主でもありました。
今回の展覧会では肉筆作品をはじめセノオ楽譜・書簡・著作本・絵葉書・雑誌の挿絵・ポスターまで、夢二が手掛けた幅広い画業に光を当てました。ぜひこの機会に真の夢二像に触れていただければ幸いです。
前期: 6月11日~7月17日
後期: 7月19日~8月13日
http://www.hirano-museum.jp/takehisayumeji-taisyouromannnimiserarete.html
●「新聞小説 夢二の「二筆流」 話と挿絵 企画展 湯涌の美術館」金沢湯涌夢二美術館(中日新聞)
明治末期−昭和初期に活躍し女性画や挿絵のイメージが強い金沢ゆかりの詩人画家、竹久夢二(1884〜1934年)の新聞小説四作品を挿絵とともに紹介する企画展が、金沢市湯涌町の金沢湯涌夢二館で開かれている。一作目の「岬」発表から百年の節目に開催。小説を理解すると、女性画などに込められた真意や夢二の生き様をより味わえるようになる。(室木泰彦)
四作品は、明治中期から昭和の戦前まで東京で発刊した「都新聞」(東京新聞=中日新聞東京本社=の前身)で一九二三年八月〜二七年九月に掲載された。夢二初の三部作、「岬」全七十五回(関東大震災ルポルタージュ「東京災難画信」連載で途中一カ月ほど休載)▽「秘薬紫雪」全四十九回▽「風のやうに」全五十七回−と、体験を基にした自伝的小説「出帆」全百三十四回。
三部作は恋愛小説。「岬」の告知で夢二は、貞操について女性三人(モデル、温泉地の娘、舞台女優)を書いたとし、「誰も彼も、岬の方へ急ぐ不幸な人達です」と紹介。最終話で一人目で予定枚数を超え三部作にすると記した。主人公女性の破滅的な男性遍歴などを通して男女関係の機微を描き、挿絵などで見られる人物の寂しい姿に重なる部分が多いという。「出帆」は、予告で「いまいましい実録」を「さっさと洗いざらひ書いちまって」と記した通り、生涯三人の女性と親密な関係を持った体験をほぼ再現している。
国立国会図書館や同館所蔵の都新聞を複写した各第一話を展示。挿絵にあらすじを添え物語の流れが把握できる。「風のやうに」を載せた都新聞の切り抜きも貼ったスクラップブック(同館所蔵)を公開。都新聞の実物もあり、当時の雰囲気を感じることができる。
担当学芸員の川瀬千尋さんは、挿絵を整理中に、同館所蔵の下絵を完成させたとみられる挿絵が「岬」四十九話で使われたことを発見。川沿いの柳が温泉街の風情を伝える絵で、並べてあるため下絵と挿絵の類似性が分かる。川瀬さんは「特に出帆では女性関係のスキャンダルへの自己弁護と解釈できる部分もある一方、体験が現実に近い形で再現され、小説を読むと絵などをより深く理解できるようになる」と話す。
企画展は6月18日まで。火曜休館(祝日の場合は翌平日)
https://www.chunichi.co.jp/article/684708
●2023年夏の企画展「Taisyo Romantic
Design-夢二のモダン×伝統デザイン-」 当館新収蔵作品《千代紙「きのこ」》を岡山で初公開
2023年6月6日(火)~(岡山)夢二郷土美術館本館にて開催 両備ホールディングス株式会社
夢二郷土美術館本館(所在地:岡山県岡山市中区浜2-1-32、館長:小嶋光信、運営:公益財団法人両備文化振興財団)では、2023年6月6日(火)より、「Taisyo Romantic Design-夢二のモダン×伝統デザイン-」と題した企画展を開催いたします。
本展では、夢二のスクラップブックから夢二デザインのイメージソースを辿るとともに、夢二式美人に応用された夢二デザインの形もご紹介します。また、夢二がアールヌーヴォーから影響を受けた作品の一つでこのたび当館新収蔵となった《千代紙「きのこ」》を初公開。令和の私たちが見ても胸高鳴る大正浪漫のデザインの数々をお楽しみください。
<夢二郷土美術館 https://yumeji-art-museum.com/>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000052428.html
●越懸澤麻衣著『大正時代の音楽文化とセノオ楽譜』が発売中!
https://honno.info/kkan/card.html?isbn=9784867800096
●ひろたまさき著『異国の夢二』が発売中!
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784065323465
●夢二の雰囲気に包まれてオリジナル懐石を楽しめる!――神楽坂「夢二」
https://www.kagurazaka-yumeji.com/
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